【飯田下伊那PTA連合会研究大会】
10月15日(土)に南信州産業センター エス・バードにおいて「令和4年度飯田下伊那PTA連合会研究大会」が行われました。制限を設ける中ではありましたが、3年ぶりに各校からご参加いただいて開催することが出来ました。
大会テーマは「繋ぐ・拓く・未来へ ~家庭・学校・地域と共に~」。昨年に引き続き、ちゃい文々先生から【~子育てに大切な多様性について学ぶ~「ありのままのわが子を認め、伸ばす子育て」】と題してご講演をいただきました。ちゃい文々先生は、今回ご都合によりリモートでのご講演と言う事でしたが、スクリーンに登場した瞬間、素敵な笑顔と元気なお声に引き込まれました。
まずお隣の席の方と、上下関係なし、相手を否定しないなどの決まりを設けたうえでの自己紹介でコミュニケーションを取り、楽しく和やかな雰囲気で講演会がスタートしました。 講演会の内容については、印象に残る、また考えさせられるお話がたくさんありました。まず、「多様性」について。最近よく耳にする言葉ですが、その意味は…多様性とは人権であり、それが奪われたら生きていけない、生きられないと言う事。つい「多様性の世の中だからね」なんて口にしがちですが、そんな簡単な話ではないんだと気付かされました。次に、ありのままのわが子を認める事、誰かと比べない、比べていいのは過去の自分であると言う事。 残念ながら私も、子供を誰かと比べた事があります。今も知らないうちに比べてしまっているかもしれません。反省しなければいけないと痛感しました。
また、成功の反対は失敗ではない。成功の反対は「なにもしないこと」であると言う事。ついつい、子供たちに失敗させないように先に手が出てしまいがちです。でも、手を出すのではなく、子供のほうから何かサインが出たら、話を聞き、寄り添っていきたいと思いました。子供の話を正論で切らず、頭ごなしに否定せず、きちんと最後まで聞いて、共感し寄り添ってあげる事で、子供達は前進する勇気がわくと言う言葉が印象的でした。
最後に、我が子にかけてあげたい言葉は?の質問では、またお隣同士の方と発表しあい、講演会後の質問タイムでは日頃の子育てについての熱心な質問も出ました。最後に林会長の突撃インタビュー?もあり、みなさんそれぞれに、日々の自分自身の子育てについて考える、非常に有意義な時間が過ごせ、素晴らしい講演会になりました。
長引くコロナ禍ですが、顔を合わせて話し合い、運営することは今とても必要な事と思います。この度の大会実施にあたり会場開催を決断された役員の皆様、また大会の準備から片付けまでご尽力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
文責 片桐