第3分科会 人権教育
スケジュール
10月18日(土)
- 12:30
受付 - 13:00
開会式・講師紹介 - 13:05
<講演>
「命の授業」スペシャルバージョン
「みんな幸せになれる」~ウェルビーイングに寄せて考えたいこと~
講師:有坂 栄康 氏 - 14:20
「PTAと児童生徒の相互理解による各事業の充実」①
野沢小・佐久平浅間小より 佐久平浅間小展示発表の見学 - 14:50
アトラクション「野沢小合唱部の発表」 - 15:15
「PTAと児童生徒の相互理解による各事業の充実」②
佐久平浅間小・野沢小PTA会長インタビュー - 15:25
<研究発表①>
見附市立見附付属特別支援学校PTA - 15:50
<研究発表②>
軽井沢町立軽井沢西部小学校 - 16:15
感謝状贈呈式・閉会式 - 16:30
終了
テーマ
子どもたちの「未来」のために「今」できること
~心と心を結び未来を創る~
趣旨(現状の課題)
多様性を認め合い、お互いを尊重し共生していくために、また、子どもたちが安心して成長できる社会を作るために、人権問題への関心を高め、今、私たちができることを「自分事」として捉えるきっかけを作っていきたいと思います。
学びのポイント
- 人権とは ~全ての人が人として幸せに生きるための権利を学ぶ~
- 多様な価値観と子どもたちの権利について ~正しく知る、気づく、違いを認め合う~
- わたしの人権宣言、わたしのウェルビーイング
講師

有坂 栄康 氏
難病ALSと闘う元教員(あいいろのツバメプロジェクト)
- 元教員。現在、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のため闘病中。
- 2016年にALSを発症。病気の進行による療養のため2022年に退職。退職後はSNS等にて闘病生活や教員時代の記録を基にした命のメッセージを発信中。
- 2023年、20数年ぶりの再会をきっかけに有坂先生と教え子たちによる「あいいろのツバメプロジェクト」を結成。
- 現在、声を発することができない有坂先生のメッセージをプロジェクトの教え子が代読して伝える「命の授業」を通じて、命とは、生きることとは、人権とは、幸せを感じるためには、など誰でもが生きたいように生きられる権利や幸せについて一緒に考える講演を行う。現在は長野県内の小中学校、高校での人権講演を主な活動とし、医療従事者や教員向けにも講演を行っている。
演題
「命の授業」スペシャルバージョン
「みんな幸せになれる」~ウェルビーイングに寄せて考えたいこと~
講演要旨
人権とは?すべての人が生まれ持つ、人が人として幸せに生きる権利を守るために「今」必要な事を、そして、「未来」を担う子どもたちに見せたい姿を、そして、子どもたちを守るための権利について一緒に考えていきます。
また、幸せを見つける、幸せを感じる心を磨き上げるためにどんな「力」を磨いていきたいのかを一緒に考え、「わたしの人権宣言」、「わたしのウェルビーイング」に繋げていきます。
研究発表
テーマ
みんなで楽しむPTA活動
~風通しのよい関係性の構築から~
発表校
見附市立見附特別支援学校PTA(新潟県)
発表者

渡邊 里絵(R5~7年度PTA会長)
発表内容
見附市立見附特別支援学校は、「新潟県のへそ」と称し、その名の如く新潟県の真ん中に位置する見附市にある小規模の特別支援学校です。小学部、中学部、高等部合わせて55人の児童生徒が集います。
我が校のPTAは、意見を言い合える風通しの良い関係性が自慢です。皆、「自分たちがやりたいことをやる」をモットーに、楽しく積極的に活動しています。それは何より「子どもたちのため」であり、子どもたちの幸せのためにはまず、保護者が楽しくなくてはいけません。
障がいがある子どもたちが、地域において、尊厳あるあたりまえの生活を送るためには、保護者同士、学校が繋がり合い、地域に発信していくことが重要と考えます。
小さな活動の継続が、障がいがある子どもたちの人権を守ることだと信じ、大切に行っている私たちの活動を発表いたします。


テーマ
PTAの存続とこれからの可能性
発表校
軽井沢町立軽井沢西部小学校PTA(長野県)
発表者

山崎由香 (R6年度PTA会長)
軽井沢の豊かな自然の中で、こどもたちは健やかに育っています。
わたしたちPTAは、こどもたちはもちろん地域の方々にも「わたしの学校」と思っていただけるような開かれた学校を目指し、一体感を感じられるような活動に取組んでいます。
発表内容
PTA離れが広がり、縮小傾向にあるPTA活動を活性化するために活動の必要性を見直し、様々な取り組みを行いました。6年間、そして日中のほとんどを過ごす場所である「学校」における課題に対し、PTAや学校、地域の方々と向き合い試行錯誤しながら取り組みを行った結果を発表致します。
PTA 活動は任意の入会であることを保護者に理解頂いた上で、縮小傾向にある PTA活動の必要性をもう一度見直し、積極的に活動にご参加頂けるような環境作り、 雰囲気作りをして、活動を活性化していきたい、との思いから、全国的にPTA離れが広がっている昨今、試行錯誤しながら様々な取り組みを行なった。
西部小学校では、創立以来60年続く伝統行事「八風山強歩登山」を毎年秋に開催している。この行事は、児童と希望する保護者が約26kmの道のりを歩きながら挑戦する意義や達成感を共有する貴重な体験の場だ。行事の安全を確保するため、100名を超える保護者ボランティアが見守りとして参加し、児童たちをサポートしている。例年は教職員が事前準備を担い、登山道の環境整備や案内板の設置など多岐にわたる役割を果たしていた。しかし、近年の働き方改革の流れを受けて、教職員の負担軽減が求められ、行事運営の新しい仕組みが必要になった。西部小学校では教職員と保護者が一体となって行事を開催する方針を打ち出した。具体的には、事前準備の段階から保護者ボランティアを募り、コースの草刈り、落ち葉掃き、枝の剪定や案内板の設置を共同で実施した。これにより、教職員の負担が軽減されただけでなく、保護者が学校運営に深く関わることで行事に対する理解と共感が深まった。さらに、例年20–30名が参加している保護者ランナーについても、今年度は「児童見守りランナー」として役割を明確化。安全確保のためにビブスを着用し、子どもたちを見守る意識を高めながら参加する体制を整えた。この取り組みは、保護者の協力のもと、円滑に進めることができた。


子どもたちの参画
お仕事ゼミの写真等展示
参加校
佐久平浅間小学校
参加人数:約10名
参加者
PTA本会役員
内容
「夢の種まき」として毎年行っているお仕事ゼミについて、活動の様子の写真や講師の方、参加児童の感想等をパネル展示する。
合唱部の発表
参加校
佐久市立野沢小学校
参加人数:約40名
参加者
佐久市立野沢小学校 合唱部
内容
同声合唱曲を2曲演奏の予定
- 令和7年度NHK全国学校音楽コンクール課題曲
- 令和7年度コンクール自由曲
会場
佐久平交流センター(Google Map)
アクセス
- JR佐久平駅から徒歩約5分
- 中部横断自動車道 佐久中佐都ICから約5分
駐車場
140台(無料)
定員
400人