第4分科会 組織・運営
参加型/グループディスカッション
スケジュール
10月18日(土)
- 12:30
受付 - 13:00
開会式・講師紹介 - 13:05
<講演>
「子どもの育ちと学びの未来のためにPTAのこれからを考える」
講師:荒井 英治郎 氏 - 14:05
休憩 - 14:15
<研究発表①>
長岡市立青葉台小学校PTA - 14:40
<研究発表②>
上田市立第二中学校 - 15:05
休憩・準備 - 15:20
<グループディスカッション>
①「PTAのここがスキ、ここがイヤ」
②「PTAがもっと良くなるアイデア発表会~無理なく楽しく続けよう~」 - 16:00
グループ発表 - 16:20
講師助言・講評 - 16:30
お礼・閉会式
テーマ
PTAも多様性の時代
一人ひとりの違いを”結”んで新たな道を目指そう!
趣旨(現状の課題)
PTAを検索すると「役員になりたくない・関わるのが面倒」など、マイナスワードばかりです。子どもたちが安心して楽しい学校生活を送るため周りの大人の力が必要だと判ってはいても、従来の組織や運営が足かせとなって上手くいかないのかもしれません。知将真田家ゆかりの上田市に集い、皆さんの知恵を”結”びつけて、固定観念に囚われない持続可能なPTA活動のヒントを見つけてみませんか?
学びのポイント
- なぜPTAは良くないイメージなのか?
- PTA活動の組織・運営で妨げになっている”壁”とは?
- 多様性社会において家庭・学校・地域を結び付け、持続可能なPTAのあり方とは?
講師

荒井 英治郎 氏
信州大学教職支援センター 准教授
専門分野は教育学。東京大学大学院教育学研究科を経て、2016年から現職。同年4月から同センター地域連携部門長。主な社会貢献活動として、信州学び円卓会議・座長、長野県働き方改革検討委員会・座長、信州型フリースクール認証制度検討会議・座長、長野県不登校児童生徒等の学びの継続支援に関する懇談会・座長、松本市教育顧問、評議員(学校法人軽井沢風越学園)など。小学生と中学生の2児の父。信濃毎日新聞「コンパス」執筆者。
研究発表
テーマ
親バカ最高。
PTAの底力 ~「学校」×「家庭」×「地域」= ∞(無限)の可能性~
発表校
長岡市立青葉台小学校PTA(新潟県)
発表者

宮下 あさみ(R元年~R4年度PTA会長)
発表内容
長岡市立青葉台小学校PTAのある、青葉台地域は、今から50年ほど前に、長岡市が「長岡ニュータウン構想」を掲げ、新しく整備された丘陵地です。住民は、青葉台地域の文化を自分たちの手で創り上げてきた年配の方を中心に、地域みんなで子どもたちを育てていこうという気持ちが強く残っています。一方で、近年県内外から移住してきた住民や、核家族共働き世帯も多くなり、「地域行事への無関心さ」「つながりの弱さ」といった課題も見られています。そんな中、私は、青葉台小学校のPTA会長を5年間務めました。おりしもコロナ禍真っ只中であり、「対面活動の自粛」「ふれあう場の縮小」により、それまでの温かいPTA活動が継続できずにいました。「子どもたちのために、親の立場でできることは何か?」を考え、「地域」と「学校」と「家庭」が信頼関係で結ばれ、一緒になって子どもたちを育てていける、忙しい中でも安心して活動に取り組める組織づくりに取り組みました。この5年間で私が取り組んできたこと、その過程で学んだこと、親として成長できたこと等をお伝えしたいと思います。
テーマ
ピンチはチャンス!未来に向けた原点回帰
発表校
上田市立第二中学校PTA(長野県)
発表者

中澤 創
(R5年度PTA会長)
二児の父。子どもたちは現在高校2年生の女の子と中学2年生の男の子。
PTAの組織は子どもたちにとって、また大人にとっても有意義なものと実感し、持続可能で有意義なPTAの実践に向けて仲間たちと試行錯誤しながら活動している。
発表内容
副会長、会長職に就いていたR4・R5度はちょうどコロナ禍の影響を受け、それまで行ってきたような活動をそのまま実行することに対する大きな課題が生じていました。
そのようなピンチの状況を、通常であれば中々踏み込めない活動の根源にある「目的」に改めて向き合い、目的や手法を見直すチャンスと捉えて活動した具体的な検討過程や活動内容を紹介します。 このような検討や実践の大前提として考えるPTAの意義や、持続可能なPTA活動の在り方として考えることにも触れ、そういった大前提になる考えから実践してきた活動やこれからやっていこうとする活動をお話しさせていただきます。
上田二中PTA活動に「二中フォーラム」、「PTAフェスティバル」があります。二中フォーラムは、地域や卒業生の皆様のもつ様々な技術や知見を子どもたちがフォーラム形式で体験することで学びが得られる場をつくってきたものです。また、PTAフェスティバルは子どもたちと共に飲食や物品提供のブースをおこし、地域の皆様を招いて消費していただくことを通して得た収益を、子どもたちが必要としている学校の備品の購入にあてることを目的とした事業を行ってきたものです。これらの事業は上田二中PTAの主な事業として継続的に大切に実行してきていた事業でしたが、コロナ禍において対面での実施、飲食提供などに制約が生じ、活動について試行錯誤をしている状況にありました。
コロナ禍において、事業の開催可否の判断の議論にはネガティブな印象が拭えず、PTA活動に対する印象の悪化、モチベーション低下の可能性があると感じていました。そこで、今後のPTA活動をより自発的で効果的なものにするために、コロナ禍をチャンスと捉えることとし、原点に立ち返り、事業の目的にフォーカスした議論を行い、PTA会員がPTA活動の意義を強く感じながら楽しく自主的に活動できる形を模索することとして活動を行いました。そのような活動の軌跡をお伝えしたいと思います。
会場
上田市立第二中学校(Google Map)
アクセス
- JR上田駅から徒歩12分
- 上信越自動車道 上田菅平インターから車で11分
駐車場
周辺有料駐車場
定員
200人