第48回長野県同和教育研究大会 参加報告

 9月18日(木)長野県総合教育センターにて第48回長野県同和教育研究大会に参加しました。信濃毎日新聞で連載されている「ともにあたらしく ジェンダー 地域から」の記事を書かれている信濃毎日新聞社編集職文化部記者 河原 千春さんによる、「自分を新しく」~長野県の女性史誌研究家もろさわようこさんに学ぶ~と題した講演をお聞きしました。ジェンダーの問題やもろさわようこさんの生涯から、女性差別についてのお話をお聞きしました。その中で、女性差別と部落差別の根っこはつながっているという言葉が心に残りました。途中、もろさわようこさんの「部落の解放と女の解放」を長野朝日放送編成戦略局編成部副部長 蔵田 玲子さん が朗読してくださいました。

 午後は、大阪多様性教育ネットワーク代表 土田光子さんの「自分を解放するための人権・同和教育」をお聞きしました。「差別についての見方は一人ひとりみんな異なること、差別は知識がないと気が付かないから人権教育人権学習が必要である、人権教育とはおかしいことはおかしいといえる人を育てる、思い込み偏見差別をしないようにするための教育である」というお話をいただきました。

人権教育について改めて考える機会となりました。また、「課題は希望。よりよい自分になる機会を与えられたのだ」という前向きな考え方に、元気をいただきました。

小林 俊子 長野県PTA連合会副会長(長野市立芋井小学校長)