義務教育学校 さかえ小中学校 授業公開「子どもも大人も、自ら学び共に育つ学校」
10月9日(金)に今年の4月に開校したばかりの栄村立さかえ小中学校の授業公開に、会長の松田さんと副会長の竹内さん、事務局長の鈴木の3名が参加しました。昨年度の第3回理事会(2月18日開催)で「栄村の取り組みについて~今後のPTAの関わりについて~」というテーマで栄村教育長の下 育郎(しも いくお)先生にご講演をしていただいたことがきっかけでした。
24回に及ぶ村民主体の話し合いを通じて「栄村が創りたかった学校」とは、「多様性が認められる学校」「揃えない学校」「効率化しない学校」「地域と共に創る学校」「教え込まない学校」「一律一斉がない学校」という意見が出され、栄村教育委員会は何一つ決めなかったそうです。一般的には、学校の統廃合を含めて立地場所や校舎の設計、設備等の教育環境は市町村教育委員会が決めた後に住民説明会を開いて地域に理解を求めるという手順です。しかし、栄村は違いました。校舎の設計も全て村民が話し合って決めた新しい義務教育学校です。公立校なのに「学校目標」「教育目標」「校歌」はありません。制服も運動着も指定しない。化粧や茶髪、ピアス、マニュキアだって全てOK!あるのはただ一つ。学校の『柱』として「自学共育」だけの学校でした。公立校ですから「学習指導要領」という法的な縛りがありますが、そのような中で、こうした学校を創った栄村の教育に賭ける情熱を感じました。
「子どもも大人も、自ら学び共に育つ学校」というテーマで公開された授業は2時間でしたが、全校の指導生徒が集い0からつくる学校行事や児童会生徒会「とねんぼタイム」の参観や隣接する保育園の「信州やまほいく」の授業参観もできました。新しい校舎は、オープンな雰囲気で「滑り台」や「ボールプール」があったり、隠れることができるスペースがあったりする図書エリア、一人で静かに学習できる学習エリア、遠隔授業や他校との交流授業で活用できるICTルーム、保護者や地域の大人が休日や夜間も利用できる地域連携室、スタッフルーム(職員室)、コミュニティキッチン(家庭科室)、工作・美術アトリエ(図工室)、サイエンスラボ(理科室)等見学することができました。
講演会では、東京学芸大学副学長の堀田龍也先生と信州大学教育学部准教授の佐藤和紀先生のお二人から、さかえ小中学校の取り組みについて、令和12年度から完全実施される新しい学習指導要領の動向をふまえたお話をお聞きしました。今後、さかえ小中学校の取り組みが、全国から注目されること間違いない。とのことです。
下教委長からは、「子どもたちと同じ目線で、参観というよりも子どもたちの学びに参加して子どもたちと一緒に学び、一緒に遊んでほしい」というお話がありました。鈴木は、はじめに保育園に遊びに行きました。砂場の二人の女の子たちは、先生の誕生日のお祝い用ケーキを作っていました。私を見て、「ここに手をおいて」と言われたので、手の型でもとって、何かに使おうとするのかと思いきや、「ここにもケーキを作ろう」と2人で私の手に砂をかけ始めました。「ひじの高さまでのケーキにしよう」と言って、プラのスコップをもってきて、大きなケーキができました。ケーキの真ん中にろうそくのように腕が立っています。「反対の手も置いて」とリクエストされましたが、荷物を持っていたので丁重にお断りすると、「指を動かしてケーキに穴をあけて」のリクエストには答えることができるので、そこからケーキは壊れました。久しぶりの「砂のひんやり感」が気持ちよかったです。帰りに「また遊ぼうね」と声をかけると、2人とも「バイバイ」をしてくれました。
(事務局長 鈴木雅幸)























